フィリピーナの彼女【誕生日2】2005.04.30
彼女のアパートの近所まで来た、まだ一時間たっていない。
あまり急がせてもかわいそうだ、そう思ってわざと遠回りを
して行くことにした。
少し車を走らせると、彼女からの電話・・・
早いなと思い電話に出ると彼女はすでにアパートから出ているようだ
「今どこ?」と聞くと近所のデパートだと言う、「えっ?なんで?」
訳ががわからなかった、とにかく理由は後で話すと言う、
「これからアパートに一度戻ってからまた出てくる少し待っていて
くれないか?」と・・・なんだかわからなかった、
しかし全く疑いの気持ちを持たずに時間を決め待ち合わせの
場所に向かった。彼女は、すでにその場所で待っていた。
いつものように、笑顔で・・・と思って、彼女を見た・・・
表情は全く違っていた。
何があったのか聞くと、彼女は「お客さんと会っていた」と言う・・・
私を待たせてまでその客と会うのか・・・
少しムッとしたが冷静に、「どうして?」と尋ねた、「誕生日だったから」
そして彼女はそのデパートでプレゼントを買ってもらったらしい、
それに対して彼女は「もらってしまった、後で何を要求されるか不安」と
言っていた・・・
日本人の男がプレゼントするって事を知らないらしい・・・
せっかく買ってきたピアスが渡しづらくなった・・・
とにかく、彼女には、気にしないで「ありがとう」とだけ言っておけばいい、
そうやって気を引くしかできないんだよ・・・と説明した・・・
よけいに渡しづらくなった・・・
しばらく車を走らせた、彼女は遊園地の観覧車を見つけた。
行ってみようか?たぶんまだ営業してる・・・
車を駐車場に入れ観覧車へまだ営業中だった。
もちろん、車を降りるときにポケットにピアスを忍ばせていた。
夜の観覧車、晴れていたので夜景が綺麗だった。
彼女はそっと私の隣に座って寄り添ってきた、なかなかいいムードだ・・・
一番高い所に着いたら渡そう。
そして、一番高い一番眺めの良いところで、ポケットからピアスを
取り出した。
彼女は、困ったような顔をしていた。「無くしたでしょ、だから・・・」と
いうと彼女は、涙を浮かべ両手を私の首に巻きつけた、
そして「ありがとう」と・・・素直に受け取ってくれた。
少しホッとした、そしてなんともいえない感覚が胸いっぱいに広がった、
今までに経験したことが無いような何かが・・・

トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:http://www.164net.com/mt/mt-tb.cgi/57





