フィリピーナの彼女【すぐにかかってきた電話】2005.06.03
その日の夜だった・・・彼女から電話があった・・・
ただ、その時間は、まだ閉店前の時間だった。
声の調子は良さそうだった、彼女に「大丈夫?」と聞くと、
「まだ、気になっている・・・」と言う
「気になっているが、あなたに笑顔!と言われるから・・・
今頑張っている」と言うのだ。
いつも、彼女の返答には「ドキッ」とさせられる・・・
愛おしくてたまらなくさせる・・・
彼女の後ろで彼女をマネージャーが呼ぶ声がする・・・
私は「大丈夫?」と聞いたが、彼女はおかまいなしで話しはじめた
「今は、そんな気分じゃないの・・・あなたの声を聞いていたいの・・・」
「誰かの退屈なヘルプをするより、こうしてあなたから元気をもらって
いたい!」話しながら、彼女はトイレにでも逃げ込んだのだろう・・・
まわりが急に静かになった
「正直に言うと、まだ、お客さんの事気にしているの・・・でも、
それは仕事だから・・・あなたは、何も心配しなくて大丈夫、時間を作って
店に来てくれれば会って話せるからその方がいいけど、無理はしないで
欲しい・・・私は大丈夫・・・」
まいった・・・突然会って抱きしめてやりたい!と言う衝動に駆らた・・・
(店の中では他の客の目があるので絶対にそんな事はしないが・・・・)
「あなたが今、とても忙しいのは解っている・・・だから我慢する・・・」
きっと彼女は、人の心が読めるのだ・・・そのように思わせるほど鋭い
「嫌なことは、すぐに忘れたほうがいいよ・・・嫌な気分でラスト一ヶ月を
過ごすのはつらいでしょ!」わざと明るく言ってみた・・・
彼女は「I will try」と言う、そして「イカウがいるから、アコ大丈夫」
今度はなぜかタガログ交じりだった・・・
普段は私がタガログを全くわからないので使わない単語だった・・・
すぐに彼女は英語で言いなおした・・・
なんとなく、おかしかった「アコとイカウくらい解るよ!」と言うと、
彼女もかすかだが笑っているようだった。
そして彼女は「私今、やっと笑えた!」「あなたのお陰・・・ありがとう」
と言った。私も少し嬉しかった・・・
「仕事に戻ったほうがいいよ!」「その笑顔のままで・・・」といって
電話を切った・・・
短い電話だったが、充実していた・・・

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