フィリピーナの彼女【突然電話がⅡ】2005.06.15
リダイヤルのボタンを押した・・・
この、「ただボタンを押すだけ」の作業をするのに
どれほどの時間と精神的な労力が必要だったのだろう・・・
しかし、既にボタンを押してしまった、
彼女からの電話があってからは時間が経っていた
呼び出しの音が聞こえた・・・心臓の音は、激しさを増した
今まで電話をかけたときの、この呼び出し音がこれほど長く
感じられた事はない・・・
まだか・・・このままだと留守電になる・・・
電話口で「カチャ」音がした、その瞬間「ビクッ」と少し体が動いた・・・
どっちだ?留守電か?それとも彼女か?
「げんきー?いそがしの?」思い切り明るい声の日本語だった・・・
彼女だ・・・
全身の力が抜けた・・・
「Hi」と言っただけで、後の言葉が全く出てこなかった
それにしても、今まで全く電話に出ず、かけても来なかった
そんな彼女にしては、妙に明るい声だった・・・
「おかしいなぁ」そう思っても不思議ではない
しかし、あえてそのことは聞かなかった・・・
とにかく、電話が通じたと言う安堵感でいっぱいだった・・・
それから、彼女はほんの少しだけ、電話に出なかった理由について
言い訳をした・・・
そして、「そんな事はわかってくれると思っていた」と言う
少し腑に落ちない点もあったが、黙っていた・・・
その後は、なかなかきわどい冗談を言う
今の私の心理状況を理解しているのかどうかはわからないが、
今は冗談と受け取るのが困難なものが多かった・・・
少し腹がたったが、黙っていた・・・
とにかく、私からはあまり話しをしなかった・・・
と言うより、できなかった・・・
そして、彼女からもいつものような「甘い言葉」は
一切出てこなかった・・・
会いたいとも言わない、次はいつ会えるのかも聞かない・・・
どういう事なのか・・・
どう理解すれば良いのか、少々迷った・・・
しかし、何とか私の考えていた、
最悪の状況にだけはならなくて済んだようだ・・・
ただ、少しだけ彼女の言動や、やけに多く使う日本語が
気になっている・・・
全てが今まで通りとは、いかなそうな気配が伝わってくる・・・
心配の種は尽きない・・・
それほどまでに彼女に夢中になっている自分が滑稽だ・・・

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